FUTAGAMI BLOG ブログ

FEATURE BEST3

2022/11/29
家づくりコラム
見えないところまで丁寧に! 構造へのこだわり

皆さん、こんにちは!
フタガミホーム&ガーデンの広報担当です。

先日、弊社の建築中の現場にて構造見学会を開催いたしました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
今回は、見学会でいただいたご質問とあわせて、私たちの構造へのこだわりについてご紹介します。

構造が大切な理由

建物を支えている「構造」は、建物の中で最も重要な部分。家づくりにおいては、間取りやデザインだけでなく、構造がしっかりと考えられて丁寧に施工されていることが大切です。
森林資源が豊富な日本では、古くから住宅だけでなく寺社仏閣など多岐にわたる建物の構造に木を使った木造が用いられてきました。フタガミでも木造在来軸組工法を採用していて、長く安心して住み続けられることができる家づくりを目指しています。

「耐震構造」と「制震構造」

家の構造は、地震をはじめとした災害への耐性にも影響します。特に高知県では、近い将来に必ず起こると言われている南海トラフに耐えられるだけの性能が求められます。そこで、重要となるのが、構造体そのものの強度を高めて揺れに耐える「耐震構造」と、揺れを吸収・逃す働きをする「制震構造」です。
近年、「耐震等級」という言葉をよく耳にするようになりました。耐震等級1〜3までの数値で表され、家を建てる際の1つの目安になっています。

お客様からのご質問にお答えしました!

【質問1】構造計算は全棟に実施しているのですか?
より安心で安全な住まいを提供するために、構造の専門家による構造計算を全棟で実施しています。
実は、耐震等級には、簡易計算である「壁量計算」によるものと、ビルや橋などを建てる際に用いられる「許容応力度計算」によるものがあります。
フタガミでは、許容応力度計算において耐震等級2を標準としています。基礎や柱、梁の1本1本に至るまですべての部材にかかる力を計算していく許容応力度計算は、詳細な作業を必要とするため時間も費用もかかりますが、より精密な計算に裏打ちされた設計を行うからこそ、自由度が高い柔軟な空間づくりが可能となります。

【質問2】制震ダンパーとはどんなものですか?
大きな地震に耐えるためには、建物の「硬さ」だけでなく「粘り強さ」も重要です。
卵の殻をイメージしてみてください。傷がなくキレイな状態の卵の殻は、手で握り潰そうとしても簡単には潰せません。ところが、殻の一箇所に傷をつけると簡単に握り潰せてしまいます。
建物も同様に、万全な状態では問題なくても、余震を重ねる度に少しずつ建物に傷みが生じてくると、ただ硬いだけの建物では余震、本震に耐えることが難しくなります。そこで、建物の「硬さ」に加えて「粘り強さ」をサポートする「制震ダンパー」を全棟に採用しています。「耐震」に「制震」を付加することで、丈夫で粘り強い構造を実現しています。

【質問3】場所によって梁の大きさが全然違うんですね。
構造材は大きいものほど良いというわけではありません。建物全体のバランスを考慮して、許容応力度計算によって導き出された根拠をもとに構造材の大きさが決まっていきます。

また、現場の清掃にも力を入れています。美しく整った現場は、みんなが気持ちよく作業できるだけでなく、作業員の事故防止にもつながります。作業の効率化、作業員の安全性、周囲への配慮を踏まえて、フタガミ全体で現場の管理に尽力しています。

家は人の暮らしを守るもの。国が定めた基準に甘んじることなく、確かな技術と性能で安心・安全の住まいを提供します。
今回のイベントは終了いたしましたが、今後も随時開催していきますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

住み継がれる家。年間15棟限定
『フタガミ ホーム&ガーデン』
私たちの家づくりの考え方を体現した、
設備も技術も最高峰のモデルハウス、
薊野モデルハウス「PORTA」はこちら

https://www.futagami-home-garden.jp/model/azouno/

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

FEATURE BEST3